交通事故にあった時、絶対にやってはいけない3つのこと

生活

あなたは交通事故にあったことがありますか?

または、交通事故にあった人が身近にいますか?

 

交通事故なんてめったにあうものじゃないよ、と言う声が聞こえてきそうです。

 

しかし保険会社などが出している数字をみると、人生80年のうち、人が交通事故にあう確率は大体2人に1人になるそうです。

 

家族4人だとすると、そのうち2人は人生で1度は交通事故にあう勘定になります。

ずいぶん高い確率だと思いませんか?

 

じつはうちの家族の1人が事故にあいました。

この記事はその時の経験をもとに、是非覚えておいていただきたいことがあって書いています。

 

 

物損事故から人身事故へ急展開

交通事故といっても、死者の出る大きな事故から、歩行者と自転車の接触事故まで、大きさや内容が異なるさまざまなケースの事故があります。

うちの場合は、小さな四つ角での事故でした。軽自動車が左側から飛び出して来て、うちの車の側面に衝突したのです。

家人から連絡を受けてわたしは家の近くの現場に向かいました。

家人は幸い命に別状はなかったのですが、車はカーブミラーに激突してぐしゃぐしゃになっていました。

お巡りさんは2人いましたが、片方の人がしきりに大丈夫ですかと聞いてきます。

現場は少しずつ片付き始めています。

これで事故処理は終わるのかなと思い始めましたが、家人にからだの様子を再度聞いてみると、少し痛みがあると言います。

事故のショック、それに加害者や警察官との対応で気が張り詰めていたためでしょう。

それまでは痛みを意識しなかったようです。

 

お巡りさんに痛みがあることを伝え救急車をお願いしたところ、急に対応が変わりました

警察署に連絡を取り始め、救急車が到着するころには、警察官も増えていました。

お巡りさんがしきりに大丈夫かと尋ねていた理由が分かりました。

 

それまでは「物損事故」か「人身事故」かハッキリしなかった事故が、家人が痛みを訴え、救急車を頼んだことで、「人身事故」に切り替わったのです。

 

警察官は「人身事故」と確定できるのではないかと、からだの異常を何度も確認していたのです。

 

「痛みが軽いから大丈夫」と、もしあのまま事故を終わらせてしまったら、「物損事故」として処理され、後々後悔したことでしょう。

 

そこでみなさんにお伝えしたい一つ目は、

万一あなたが交通事故の被害者になり、幸いにしてケガが軽かったからといって、「大丈夫です」とは絶対に言ってはいけない

ということです。 

 

 

人身事故のメリット!?

人身事故と物損の違いって知っていますか?

 

【人身事故】人が死亡、または身体に損害が及んだ事故。

加害者は被害者に対して治療費や慰謝料などの損害賠償責任を負う。

 

【物損事故】人の命や身体に損害が及ばず、車や建物などの物品に損害が及んだ事故。

加害者は被害者に対して物損に対する損害賠償責任だけを負う。

 

調べる前までは、事故そのものの違いは何となくわかったつもりでしたが、損害賠償の責任範囲までは知りませんでした。

本当は人身事故だったのに、軽いケガだから大丈夫、と済ましてしまうと、もらえるものももらえなくなってしまうのです。

 

物損事故では、

  • 相手に請求できるのは物損だけ。自動車の修理代と衣類の費用程度。
  • 病院に通院しても治療費は出ない
  • 後々障害が残っても慰謝料は支払われない
  • 自賠責の補償対象は人身損害だけなので、自賠責保険からの支払いも受けられない
  • 過失割合でもめた場合、簡単な物損事故証明書しかないので、事故状況の証明として不十分になる可能性が大

 

人身事故では、

  • 治療費や通院交通費、付添看護費や入通院慰謝料、休業損害や後遺障害慰謝料、逸失利益など、いろいろな費目の賠償金を受け取ることができる
  • 加害者は免許の点数が加算され、刑事罰を受けることもあるので、適正にペナルティを与えることができます
  • 過失割合でもめた場合、実況見分調書が作成されているので、事故状況の証明として使われる

物損事故と人身事故を比較してみると、人身事故はメリットが大きいのが分かりますね。

 

 

遅れちゃいけない保険会社への連絡

はじめて事故にあったとき、だれでも気が動転して、やるべきことができなくなります。

保険会社の連絡もそのひとつです。

 

保険会社の名前を忘れたとか、連絡先がわからないとか、携帯に登録していなかった、ということもあるかもしれません。

我が家の場合、保険会社への連絡をすぐにしていれば、レッカー車の手配など、保険会社の負担で行ってもらえるはずでしたが、そこまで頭がまわりませんでした。

 

現場にかけつけた時、レッカー車は警察が手配をするというのでそのままお願いしました。

早めに保険会社に連絡し、対応を任せれば良かったのですが…。

 

保険会社に、レッカー車の手配をたのんでいれば、余計な出費は発生しませんでした。

今後のための反省材料ですね。

 

そこでお伝えしたい二つ目は、

保険会社への連絡は遅れてはいけない

ということです。

 

 

救急病院もあてにならない!

それからもう一つ、予想もしなかったことが起きました。

家人が救急車で運ばれた病院がとんでもない病院だったのです。

リハビリテーションと名の付く大きな病院で、院長みずから診察をしていましたが、一度もMRIを撮らず、レントゲンだけの診断で、治療は投薬のみでした。

一向に良くならないので弁護士に相談し、やぶの院長には「通勤途中の整形外科にかわりたい」と説明し、転院しました。

 

転院先の整形外科ではMRIを撮っていないのでビックリされ、すぐに撮影することになった次第です。

 

大きな病院、救急病院だからといって、適正な治療を行うわけではないことがよくわかりました。

そこで、伝えしたい三つ目は、

大病院・救急病院だからといって診療内容を信頼してはいけない

です。

 

みなさんもご注意なさってください。

 

 

まとめ

以上のことをまとめてみます。

 

  • 交通事故にあったら、からだに痛み、異常がないか確認し、ちょっとでも痛みがあれば警察官に伝え、人身事故扱いになるようにすること。
  • 保険会社への連絡は、110番通報の後、忘れずにすぐ行い、保険会社のサービスはきちんと受け取る。すぐ連絡できるよう、あらかじめ携帯に電話番号登録しておくこと。
  • 救急病院の診療内容を確かめる。救急指定の大きな病院だからといって、まかせてはだめ。整形外科の方がより適切な治療を行う場合もある。

 

2人に1人が交通事故にあう確率です。

 

いざという時のために、覚えておいてくださいね。

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