読書が好きで図書館を積極的に利用しているみなさん、図書館に不便を感じることありませんか?
「読みたい本が図書館にない」
「予約がいっぱいでなかなか順番が回ってこない」etc.
本当にガッカリしますよね、こういうケース。
だからといってすぐに買うのにも抵抗がある。
そこでわたしが安く本を読むために実践している図書館の利用法と、図書館をあきらめ、やむなく本を購入する場合の節約術をお伝えします。
目次
協力助っ人「カーリル」をフル活用
「カーリル」で出来ること
「カーリル」という日本最大の図書館蔵書検索サイトをご存知ですか?
このサイト(アプリもあります)は、図書館利用者のためのツールで、使って絶対損はしない優れものです。
参考:カーリル https://calil.jp/
読みたい本を検索すれば、次のことがわかります。
1.使用者があらかじめ登録した図書館の蔵書の有無
2.貸出状況
そして、次のことができます。
3.検索結果画面から蔵書のある図書館のHPに行き予約
4.アマゾンの該当本のページに入って、読者レビューの参照(購入可)
5.「カーリル」の「読みたいリスト」への登録
「カーリル」の使い方
わたしはこの「カーリル」を自宅のパソコンとスマホで頻繁に利用しています。
同期するので、内緒で職場のパソコンでも使ってます。
たとえばこんな使い方です。
1.新聞広告や書評欄におもしろそうな本を見つける
2.「カーリル」で検索
3.検索結果画面からアマゾンに飛んで読者レビューを確認
4.特にひどい評価でなければ、検索結果画面に戻る
5.「蔵書あり(貸出可)」または「蔵書あり(貸出中)」となっていればその図書館のHPに行き予約
6.「蔵書あり(貸出中)」が複数ある場合、順番の早く回って来そうな図書館の方で予約(蔵書数と予約数で計算)
7.すぐ予約しない場合、読みたいリストに登録
登録図書館の数が「カーリル」の強みを増大させる!
「カーリル」の強みは、登録されている複数の図書館での蔵書有無・貸出状況がリアルタイムに抽出され、一目でわかることです。
ですから、1か所だけの登録は、図書館のHPで直接検索するのと同じことになり、「カーリル」を使う意味がありません。
(アマゾンの読者レビューを見る手間がはぶけるくらいです)。
「カーリル」の強みを生かせるかどうかは図書館の登録数によります。
図書館が多ければ多いほど、「蔵書あり」のヒット率が高まり、予約の可能性も増すわけです。
「しかし、いくらたくさん登録しろと言われても、行ける図書館がないから仕方がない」という声が聞こえてきそうです。
おっしゃる通り。
定年退職したシニア世代の方や、専業主婦の方など、あまり外出せず自宅にいる時間が長い方は最寄りの図書館に行くのがやっとの状態かもしれません。
でも、たまに買い物をしたり映画などを見るために、遠出をしていませんか?
車で近隣の自治体へ行くことができませんか?
もし遠出や車の運転ができるなら、図書館が増やせる可能性があります。
またご家族の手を借りることもおススメします。
以下の3通りを検討して、可能性をさぐってください。
誰でも利用できる図書館を探せ!
1.本人または家族が、通勤・通学している
「在住」ではなくても「在勤」・「在学」で貸出OKにしている自治体はたくさんあります。
本人または家族が貸出カードを作り、勤務先・学校の近隣や通勤・通学途中の図書館、図書取次所等で貸出を受けます。
2.近隣に「誰でも図書の貸出利用ができる」自治体がある
「在住」・「在勤」・「在学」という貸出条件がなく、「誰でも貸出利用ができる」神様のような自治体が少なからずあります。
そういう自治体に近い、あるいは行く機会(買物や映画・観劇等)が作れるという場合は積極的に利用します。
3.住んでいる自治体が、隣接する他の自治体と図書貸出の提携をしている
予約サービスを受けられない場合もありますが、「カーリル」で蔵書のみ確認し、直接出向いて貸出を受けることはできます。
該当するものはありましたか?
特に2の貸出条件のない「誰でも図書の貸出利用ができる」自治体の図書館は魅力的です。
ちなみにわたしの登録図書館はこちら
■在住地(横浜市)の市立図書館 18館
■在住地(神奈川県)の県立図書館 2館
■在住地(横浜市)と提携している近隣3市(川崎市、藤沢市、大和市)34館
■在勤地(東京都)の図書館1区(M区)10館
※勤務先から徒歩15分に最寄り図書館
■だれでも借りられる図書館(東京)2区(S区・M区)19館
※S区:通勤途中駅の取次所(行政センター)が最寄り
※M区:定期券で乗り越し3駅目から徒歩10分に最寄り図書館
東京都には、こうした神様のような区が9つ、市がひとつ存在します。
参考:東京図書館制覇 https://tokyo-toshokan.net/00000591.htm
東京以外にも貸出条件のない図書館はあるのでないでしょうか。
是非ご自分で確認し、「カーリル」登録図書館を増やしてください。
「蔵書なし」「予約待ち」のしのぎ方
図書館の登録を増やしたが、探している本が「蔵書なし」だった。
でも早く読んでみたい。
そういう時はこんなやり方をしています。
1.図書館にリクエストし、本の到着を待つ。
(最近はほとんどしていませんが)
この場合、本が来るまで大分時間がかかる場合があります。
また、自治体同士の提携で貸出カードを取得した方(前項3)は、リクエストサービスを受けられない場合があります。
【読みたい本がハウツー本の場合】
2.1同じ著者の他の本を探す
①「カーリル」で著者名検索
②少し前に出版された本の中からよく似た内容のものを選ぶ
③書かれている内容に大きな差はありませんが、違いが気になるなら、読み終わったあと、書店で借りたかった本を立ち読みしてカバーする
人気のある著者は同じテーマで何冊も出版する傾向がありますので、ハウツー本なら、この方法を試してください。
同じ著者が似た内容の本を出版していなかった場合は、次のやり方をどうぞ。
2.2 同じテーマの他の著者の本を探す
①「カーリル」の検索は、借りたい書名の一部やテーマに関わるキーワードなどを使う
②検索結果に出た本命以外の本の中から、アマゾンで調べて、良さそうな本を選択する
やむなく購入?最強のツールはこれ!
図書館は、蔵書されるまでに時間が掛かります。
ですから出版されたばかりの新刊本はありません。
蔵書は完ぺきではないのです。
どんなツールを使おうが、ないものは借りられません。
また、運よく借りられてもずっと手元に置くわけにはいきません。
何週間か延長できるだけです。
ということで、
最終的に購入を決心した場合、古書の最安値を調べるために使っているのがこのツールです。
あくまでも古書を買うために使っているので、新刊を買うことはめったにありません。
参考:書籍横断検索システム http://book.tsuhankensaku.com/hon/
書名や著者名で検索し、在庫の有無、価格、送料を調べて購入します。
検索結果画面には、オンライン古本屋(アマゾンや楽天市場を含む)やYahoo!オークションなどが並び、一目で価格がわかります。
(新品・新刊本の方が古本より上に出ますので注意)
気を付けて欲しいのは送料です。
販売者によって金額が異なります。
最安値で買いたいのなら、古書代金+送料の総額で比較して選択してください。
わたしの経験では、総額で安く買えることが多いのは次の2つです。
①アマゾン中古のショップ
②ブックオフがYahoo!オークションに出品しているもの(送料200円!)
やむなく購入する場合は利用してみてください。
まとめ
1.図書館蔵書検索サイト「カーリル」に利用可能な図書館をできるだけたくさん登録し、読みたい本の蔵書ヒット率を高めます。
自分の在住地以外で登録できる図書館の候補は次のとおりです。
①本人または家族の通勤・通学先の自治体にある図書館
②誰でも借りられる貸出条件のない図書館
③在住地と図書貸出の提携をしている近隣の図書館
この中から使える図書館を選び出し、貸出カードを作成。
「カーリル」に登録し、利用開始。
2.「蔵書なし」か「予約待ち」の場合
①図書館にリクエストし、ひたすら待つ
読みたい本がハウツー本の場合は、
②同著者の別の本を選び、差異は立ち読みでカバー
または
③他の著者の同テーマの本を探す
3.購入を決心したら、書籍横断検索システムを使い、最安の古書を探す
注意すべきは送料。
古書値と送料の総額が1番安いものをゲットする。
ねらい目は、
①アマゾン中古ショップ
②ブックオフがYahoo!オークションに出品しているもの
です。
お金と時間の節約は楽しんでやるのがいいですね。
参考にしてください。
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